カメラを趣味にして幾星霜。少しは納得の行く写真が撮れてきました

モノクロ

先日、横浜山手の洋館に行ってきた。
以前外からは撮影したことがあるのだが、まさか入れるとは思わなかった。
という訳で屋内撮影を試してきた。
装備はM MONOCHROMとSUMMILUX 50mm。
まだ5月にもなっていないのに、陽気は初夏のそれ。
日差しは強いが湿度は低く、風が通り抜けてくれるので快適な陽気。
みなとみらい線の終点、元町・中華街駅から徒歩数分の港の見える丘公園に隣接するイギリス館に向かった。
イギリス館は思ったよりこじんまりとした洋館だった。
しかし中に入ってみると、ドアの取手がかなり上についていたり、天井が高かったりと日本邸宅とは異なる設計思想が感じられる。
外から入ってくる光線の状態がよく、モノクロで写真を撮るだけで何となく作品になってしまうような錯覚を覚える。
次に隣の山手111番館に向かう。
こちらは土禁のようだ。
入って直ぐにシャンデリアが飾ってあり暖炉がある。
その隣、海に面した部屋にも暖炉があり、大きく開いた窓からは陽光が気持ちよく差し込んでくる。
ここでも光線状態が気持よく、快適に撮影をすることが出来た。
2軒を巡って気づいたのだが、そうか屋内だと光は真上から降ってこずに限られた開口からしか入射しない。
だから室内は光と影のメリハリがしっかりとして、撮影に適した状態(俺好み)になるのか。
普段は日中、お天道様がほぼ真上にいる時間帯に屋外で撮影しているので、なるほどこの光線状態は実に面白い。
更に踏み込もうとすると、自分で光線状態を作ることになるのだろうが、そっちの世界は暫くは置いておこう。
(Profoto B2…)

そういった気づきを得られたので、今日は代官山の旧朝倉家住宅で撮影してきた。
前回は洋館だったが、こちらは古きよき日本家屋。
畳の匂いが癒やされる。
少し波打ったガラス戸から入ってくる陽光と、その先に見える中庭。
見学客も少なく、都会の中だというのに非常に落ち着いた空気が流れていた。
今日も夏日の陽気だったが、庭園を通る風が心地よく、いつまでも居られるような心地よさがあった。
M MONOCHROMとSUMMILUX 35mmで60枚近く撮影して旧朝倉家住宅を後にしたが、ここは実に気に入った。
またあとで来よう。

さて、屋内撮影を続けてみたが、これは楽しいな。
今度は生田緑地の日本民家園に行ってみようか。

撮影機材:Leica M MONOCHROM + SUMMILUX-M 1:1.4/35 ASPH. E46 4192457 + SUMMILUX-M 1:1.4/50 ASPH. E46 4203500

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横浜山手のイギリス館にて。

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イギリス館の前に咲いていたチューリップ。

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111番館を巡ったあと、港の見える丘公園のブロンズ猫を見つけてパシャリ。

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4/29日。昭和の日。代官山の旧朝倉家住宅。

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見学通路、2階から降りて中庭の前の廊下にて。

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この杉の間の前に立って外を見た瞬間「あっ」と声が出た。小さく開いた窓から見える庭園のバランスが絶妙だったのだ。

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休憩所の第一会議室からの眺め。
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レッドフィルターカモーン

相変わらずM MONOCHROMでの試行錯誤を続けている。
M9-Pからモノクロ化してた時は、各色ごとに明度を変えて好きな濃淡にしていたのだが、白黒だけだと覆い焼きか焼き込みでしか濃淡を任意に変えられない。
写真展で見たコンタクトシートや、焼き込みの指示を思い返すと、なるほどモノクロの世界はそう言う所作が必要なのかと思っていた。
しかし、ふと思い出したことがある。
白黒フィルムの時代、空の青を強調するには赤いフィルターを入れるとか。
赤いフィルターを付けると、フィルターを通過する光は赤(R)だけになる。
空の青は吸収され、暗くなり結果、黒く濃くなる。(レイリー散乱@アルドノア・ゼロ)
今まで撮った写真で気になっていたのは、空が白くなりすぎる事なので、これで解決できるやもしれない。
さっそくレッドフィルターを買ってきて試してみた。
いつもの調子で露出を合わせると、暗く出る。
少し考えたが、RGBの色情報のうちRしか通過しないのだから、露出も1/3になるのかと判明した。
2段上げて撮影すると、ほぼ期待値通りの絵が出てくる。
ISOを上げてSSを稼いでパンフォーカスで撮影。
このスタイルが気に入った。
なので、レッドフィルター以外にもオレンジフィルターも買ってみた。
オレンジフィルターは1段上げて撮影すれば丁度良さそうだ。
インプットを自分のイメージに近くするよう工夫をしていくと、フィルム時代の所作に倣うことになるのかな。
投影する先がフィルムかCCDの違いであり、その前段は100年前から変わらないわけですね。
まだまだ知らない世界がたくさんあるな。
カメラの世界は奥深くて面白い。

撮影機材:Leica M MONOCHROM + SUMMILUX-M 1:1.4/35 ASPH. E46 4192457 + SUPER-ELMAR-M 1:3.4/21 ASPH. E46 4131076 + R1 Filter or YA3 Filter

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川崎駅ルフロンの渡り廊下より。(R1)

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二子玉川の高架下にあったシャベル。(YA3にて)

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近所の金井観音。木が丸裸になっていた。(YA3)

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桜の見頃も明日までかな。(YA3)

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木の股の間から生えていた花。(YA3)


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